徒然なるままに、

ゆるく・気ままに日常を書けたらいいな

世の中捨てたもんじゃない

昨日、高校の頃の友人とファミレスへ行った。

 

妊娠9ヶ月、お腹は大きい。

 

自分の場合、前に突き出している。

 

友人の車からの乗り降りも一苦労だった。

 

元々細身だが、太っていたらもっと大変だっただろうなとは思える。

 

ファミレスは2組先に待っていた。

 

1組は高校生くらいの集団

もう1組はおばさん2人

自分と友人は名前を書いて、立って待っていた。

 

すると、おばさんの1人が「あんた座りなさい」と促してきた。

 

ここのファミレスは元から待つ人のための椅子が少ない。

 

日によって椅子の数が異なっているが、今日は2席しかなかった。

 

その内の1席を譲ってくれたことが嬉しかった。

 

妊娠8ヶ月まではそこまでお腹の重さが負担にはなっていなかったが、9ヶ月に入ると立って待っているのも辛いときもある。

 

先に待っていた人が譲ってくれるなんて思ってもみなかったからほっこりした。

 

ちなみにそのおばさん達は席を譲ってくれて2分ほどで店内に案内されていた。

 

おばさん達があまり負担になっていなければいいなと思った。

 

というのも、譲ってくれたおばさん達は杖をついていた。

 

恐らく立って待っているのも辛かっただろうなとは感じている。

 

おばさんは譲ってくれるとき「気付かなくてごめんなさい」と言ってきた。

 

むしろ自分の方こそ杖をついていることに気付かなくて悪いことをしたと感じている。

 

自分は今は妊娠中だが、普段なら体力が有り余っていてどこへでも歩いたり自転車だったりで勝手気ままに出掛けていた。

 

「妊婦様」になるつもりはないし、そんな都合良く使う気もない。

 

席を本当に必要としている人が使えばいいという考えは昔から変わらない。

 

今回はおばさん達の善意で席を譲ってもらえたのだろうが、本当に席を必要としていたのはおばさん達だったのではないだろうか?

 

何故あのときおばさん達のことを気遣わなかったのだろう。今、そのことが心残りになっている。

 

 

 

この事は地元であったことです。

 

地元は土地柄言葉が汚く、他人から優しくされたことも今までなかったのでとても意外な出来事でした。

 

こんな人の冷たい集まりのなかでも優しくしてくれる人がいることに感謝